きれるこども達・スケジュールが見えたら落ち着いた!!?

2020年1月29日


こどもの頃は大人が考えた時間割やスケジュールは窮屈に感じていただけでした。

自分が困らない時間のマネジメントが出来るようになったのは、社会に出て手痛い大やけどを繰り返してからでした。

しかし、時間を自由に使えるようになって、スケジュールの決められていない過ごし方は、気づけば火がつくように「しなければならないこと」が表れて、追われることに気づき大切さを実感しました。

スケジュールを組み立てることは合理的配慮

発達障害児童デイの実践から

発達障害を持つ人は、先々のスケジュールを想像することが苦手です。

それでも時間は過ぎていくもので

気がついたらこんな時間!!

とあわてて、パニックから怒り出すこともありました。

 

 

そんなこども達が、あることを整理して目に見える形にすることで、、、

 

行動を切り換えて、決まった時間に机について、一斉に勉強をすることができるようになったのです。

 

それがスケジュールの視覚化」です。

 

先々を想像しにくい人によって、予定を目に見える形にすることは合理的配慮です。

 

 

・今日はどんな流れなのか?

・次になにがあるか?

・どのタイミングで課題に取り組むか?

・それに向けて何分前から行動を切り換えていったらいいか?

 

 

スケジュールの枠組みと事前の声かけを合わせて勧めてあげることで、

計画的に一日を過ごせて、しっかり宿題や自分の学習をして帰ることが出来ていきました。

枠組みが視覚化される安心感

自由に好きな遊びをさせてあげる方が、こどもが伸び伸びと楽しめる様に思えます。

ただ、遊びの時間も「やるべきことが決まっている生活」の中での1パートです。

まったくの自由にさせている方が、いずれ行動の切り替えが必要になった時に、こども達に不安を与えてしまうものでした。

意外なことに自由な時間を委ねて遊びたいように遊ばせるより、スケジュールを決めた方が落ち着いて過ごせるようになったのです。

そして、一斉に机に座り学校の宿題やそれぞれの課題を取り組めるようになったのです。

ルールを明確化にするツール

その様に時間のルールを理解して定着して貰うまでの苦労を補ってくれる様なツールがどんどん開発されています。

スケジュールポケット3点セット

スケジュールというものは、ADHD児の衝動性にも声かけのプロセスをあやまらなければブレーキをかけ、行動に節度を持たせました。

自閉症児には、安心感を与えていました。言語コミュニケーションが苦手な児童ほど厳格にスケジュールを求め競うように殉じていきました。

いま、私が発達障害児の支援現場に戻れば、まずに同様のツールを作成すると思います。この様に特性に配慮されたツールが市販されていることに驚きました。

それほどに、このツールの実用性を実感します。

※詳細は以下参照です。


さらには、コミュニケーション支援の絵カードとのセットも販売されており、発達障害の理解の広がりを感じました。

自閉症児・者の言語的な部分を補うツールの必要性は別記事で書いていました。

関連記事:自閉症状の表現を助けるツール

やはり、自閉症児・者の支援に携わっていると、必要と感じられることは同じなのだと思いました。

スケジュールポケット & コミュニケーション絵カード


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