発達障害者への相談支援を行う機関

2018年12月22日


 

発達障害者支援センター



※自治体で設置されている相談機関ですが、医療機関の情報や就労支援サービスなどを具体的に紹介してもらえる機関ではないようです。
心理テストをおこなったり、就労支援機関との連携を図ったりなどもしてくれるそうです。しかし、発達障害に関わる支援制度情報の資料などもなく、得に中間のグレー層の情報は自分で集めていく必要があるのが現状です。

 

「大阪府発達障害者支援センター アクトおおさか」

※大阪市以外の大阪府民対象  高槻市野見町3-14 第2高谷ビル2階 06-6100-3003

 

「大阪市発達障害者支援センター エルムおおさか」

※大阪市民対象        大阪市平野区喜連西6-2-55 大阪市心身障碍者リハビリセンター2階 06-6797-6931

 

全国の発達障害者支援センター情報

 


地域障害者職業センター

 

名称に「障害者」とついている為、誰でも受けられないみたいですが、特に障害者手帳所持などの要件はなく、希望すれば利用は可能です。実際に私も手帳取得前に直接センターに問い合わせをして利用を開始しました。

 

職業評価テストを行って自分の職業適性を知ることが出来ます。選任の職業カウンセラーの元で個別リハビリテーション計画が立てられ、職業リハビリテーションの技法によって様々な作業を実施します。発達障害者に特化したJST訓練やSOCCS法などの専門セミナーや、ストレスケア、アサーショントレーニングなどの職業技能訓練を受けることができます。

 

大阪障害者職業センターリンク

全国の地域障害者職業センターリンク

 

前ブログ「発達障害者である専門職のブログ」関連記事

2015年5月16日投稿「大阪障害職業センターにいってきました」

2015年8月14日投稿「どんな仕事が向いている?立ち止まって考える材料 壱」

2015年9月 2日投稿「どんな仕事が向いている?立ち止まって考える材料 弐」

 

地域活動支援センター I型


地域の精神障害に関する幅広い相談支援。(委託相談)

 

障害分野のケアマネジメントである計画相談。(特定相談事業)

 

長期入院、施設入所からの地域移行相談。(一般相談事業)

 

地域でメンタルな悩みを抱えた方が、人と関われる居場所として提供されています。軽作業、学習、ウォーキング、DVD鑑賞、調理実習、フリースペースなど気軽に参加出来る取り組みが用意されています。長らく人と関わることが出来なかった人のステップの場として重要な一歩となり、相談支援や福祉サービスに繋げていく事ができます。

 

「大阪府 地域活動支援センター」リンク


全国の地域活動支援センターの一覧は見当たりませんでした。
各市町村にありますので、お住まいの市町村ごとで検索をお願いします。

 

ちなみに、現在の私の職場です。

 

現在私は、この「地域活動支援センターI型」に勤務して、地域のメンタルな悩みを抱えた方の相談支援を行っていますベテランの支援者の皆さまの経験を吸収し、地域の生きづらさを抱える仕事に意義を感じています。

 

しかし、同時に限界も感じています。

 

市町村という限定された地域の垣根があり、数名の支援者で30万人以上の市民を対象にしています。その為一人一人への細かな支援調整など出来るはずもなく、持ちかけられる相談にだけ受け身に応える形になってしまいます。

 

サービスのケアマネメントである計画相談が利用出来れば、トータルなコーディネートに日常の見守りが可能です。が、、、圧倒的に計画支援専門員の数が足りていません。更に精神の担当が出来る方は更に少ない。

 

勤務先の行政で精神障害者福祉手帳を持っている人の、約10分の1。手帳を持っている人の数ですら、もカバーできないのです。

 

しかし、精神の問題は全国民の問題です。

 

そう考えて、市民人口と計画相談支援員の対比で見ると約200000分の1以上!!到底、手が届きません(;´Д`)

 

に支援員の受け持ちキャパシティは手一杯になっており、新たな支援希望者は簡単に受けられるようになっていないのが現状で、市町村は急ピッチで計画相談支援員の増員を進めています。

 

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